UNITT 一般社団法人大学技術移転協議会 University Network for Innovation and Technology Transfer

奈良先端 リアルタイム音声変換技術

国立大学法人奈良先端科学技術大学院大学
研究推進機構 産官学連携推進部門

リアチェンvoice(リアルタイムでの音声変換技術)

本学情報科学研究科の知能コミュニケーション研究室では、人と人、人とコンピュータのコミュニケーションを支援する多様な技術の研究を進めています。同研究室の戸田智基 元客員教授(現・名古屋大学大学院 情報学研究科 教授)は、コミュニケーション媒体のひとつである音声言語について、実環境下での使用に耐えうる音声変換・合成などの技術の実現を目指し、統計処理に基づく音声言語モデリングの研究を行ってきました。

この研究テーマのもと、本学とクリムゾンテクノロジー株式会社との間で共同研究が行われました。その後、本学が開発を継続して、リアルタイムでの音声変換技術を完成させました。この技術により、例えば、年配の男性による発話を、若い女性の音声に変換し発信する、といったことが可能となります。

同社は本学のこの音声変換技術を活かし、インターフェースを作りこんだシステムを構築し、「リアチェンvoice~ジュラ紀版」を完成させました。このソフトウェアについては本学から同社にライセンス許諾を行っており、既にiOS版アプリケーションとして広く配信がされています。

「リアチェンvoice~ジュラ紀版」は、リアルタイムボイス変換技術によって発話者の音声をあらかじめ登録された人気声優などの声に変換し、音声としてほぼ遅延することなく発信することができるという機能を実装したアプリケーションです。自分だけのオリジナル作品を作る、あるいは、写真や動画映像に声を付ける、といった使い方が可能であり、ユーザエクスペリエンスを高める製品といえます。

なお、この「リアチェンvoice」の応用として、2018年2月にはAIを用いたより高品質な「ANIMEGAPHONE(アニメガホン)」が発表されています。これは、「リアチェンvoice」の技術をメガホンに搭載したものです。

このような音声変換技術は、コンサートや大規模セールのようなイベント、テーマパークでのアトラクションなど、今後も様々なシーンへの応用が期待されます。

(左図)「リアチェンvoice」ロゴ (右図)「リアチェンvoice~ジュラ紀版」アプリ画面イメージ

※「リアチェン」はクリムゾンテクノロジー株式会社の登録商標です。

詳細情報のアクセス先
  • 国立大学法人奈良先端科学技術大学院大学 研究協力課研究推進係
    TEL:0743-72-5658  FAX:0743-72-5194
    E-mail:ken-sui@ad.naist.jp
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