是成 幸子さん
東京理科大学産学連携機構URA
大学技術移転協議会 (UNITT) 調査広報委員会委員(~2025年)
―是成さんは、現在大学の産学連携機構で勤務されており、昨年度までUNITTの調査広報委員会の委員も担当されていました。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
さっそくですが、RTTPの認定申請を検討された経緯を教えていただけますか。
以前からRTTP認定には興味を持っていました。
大学発の医薬創出を目指して10年近く支援してきた案件がようやく臨床試験開始の段階に進んできたので、それまでに実施してきた多くのプロモーション活動(公的資金獲得支援、広報など)の過程を実績概要 (Achievement Overview) としてまとめてみようと考えたのが、RTTP申請のきっかけです。
―申請準備や申請までにかけられた時間など、可能な範囲で具体的にお話いただけますでしょうか。
まず、2021年9月のUNITTアニュアルカンファレンスに参加した際、グローバル人材育成委員会による『RTTP申請書の書き方講習(昼休み特別セッション)』に参加し、申請に必要な情報を収集しました。その後、個別相談会にも参加し、同じく委員会メンバー(現委員長)の石山晃さんから、ご自身のRTTP申請時のノウハウを共有していただきました。
実際に申請書類を作成し始めたのは、それからしばらく後の2024年10月からです。2025年1月に申請をし、同年3月に採択通知を受けました。
申請にあたっては、実績概要 (Achievement Overview) で取り上げる案件を決め、過去10年の支援状況をまとめました。並行して、在職証明や、弁理士会への資格証明書などの取り寄せを行いました。また、平日の業務開始前1時間と、土日の時間を使って申請準備を行いました。
―是成さんは、申請にあたってグローバル人材育成委員会のサポートを受けていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
さきほども述べましたように、石山さんから実際のノウハウをご提供いただいていたので、まずそれらを参考にドラフトを作成しました。その後、委員会メンバーである加藤さん、大屋さん、ならびに他の委員の方々にドラフトを丁寧に添削いただき、多くの助言を頂戴しました。委員会のサポートがなければ、認定取得は難しかったと思います。
―是成さんとはメールで何度もやり取りさせていただいたので、RTTPに認定されたとご連絡をいただいたときは、私も本当にうれしく思いました。
それでは、RTTP認定のメリットについてどのようにお考えでしょうか。
RTTPについては、現在勤務している大学での認知度は極めて低いため、現時点で具体的なメリットというものは特段ありません。しかし、もともと他人(例えば所属機関)へのアピールが目的ではありませんでしたし、「RTTPに認定された」ということを自信にして、今後の技術移転・産学連携活動をさらに進めたいと考えています。
一方で、他機関への転職活動などには活用できるのではないか思います。例えば、RTTPを認知している機関への転職にはアピール度大なのではないでしょうか。
―様々な観点からのコメントをありがとうございました。
では最後に、RTTP認定に関心ある皆様に向けてメッセージをいただけますでしょうか。
UNITTからは、「契約のいろは」等、RTTP認定に必要なCEポイントが取得できる研修(=ATTP認定研修)がいくつか提供されています。実際に申請をする前からそれらを受講しておくと、実務にも有用ですしRTTP申請対策にもなると思います。
―RTTP認定に至るまでの過程について詳細にお話いただけたので、今後申請を検討される方々にとっては大いに参考になるインタビューになったと思います。
あらためまして、RTTP認定おめでとうございます!。
(2026年6月25日、インタビュアー:大屋 知子, RTTP/グローバル人材育成委員会委員)






